共用部と専有部の範囲を明確化!マンション総合保険の境界を定める重要ルールのサムネイル画像

共用部と専有部の範囲を明確化!マンション総合保険の境界を定める重要ルール

マンション共用部と専有部の境界や定義とマンション総合保険で補償される範囲を解説します。基本的に区分所有者が居住できる空間以外は専有部ですが、窓ガラスなどマンション総合保険では補償対象外になる例外もあります。

補償対象となる共用部とは

マンション総合保険は共用部を対象にした保険で、管理組合が被保険者になって加入します。

共用部の例:
廊下、エントランス、エレベーターなど

他にもマンション総合保険で補償対象になる範囲はたくさんあります。

 

マンションにおける共用部の範囲と、マンション総合保険で補償される条件についてまとめました。

 

 

専有部以外が共用部

専有部と共用部の境界を伝える男性

 

マンションには専有部と共用部の2種類しかありません。

 

●専有部
区分所有者が単独で使用できる空間です。

  • 玄関の内側にあって通常時は許可無く第三者が侵入できない部分です。
  • 区分所有法(正式名称:建物の区分所有等に関する法律)で全国共通のルールが整備されているほか、マンションの管理規約で詳細に規定されていて管理組合が独自に境界を決められる部分もあります。
  • マンション総合保険の補償範囲には例外と特殊な事例があります。

 

<バルコニーについて>
バルコニー(ベランダ)はマンションの共用部分です。

  • 居住者が専用使用権を有している場所になるため洗濯などで自由に使うことができ、正当な理由なく他の住人がバルコニーへ立ち入る行為は不法侵入になります。
  • バルコニーが共用部になる一番の理由が、火災発生時などの避難経路になることです。
  • 管理規則でもバルコニーが共用部であることが明記され、外観の統一性のために許可無くバルコニーを改造・改築する行為が禁止されています。

 

物置などの荷物を置く行為は禁止されているので、バルコニーの使い方には注意してください。

 

破損原因 保険の適用と対処
自然災害 台風や強風などの自然災害でバルコニーが破損した場合は、マンション総合保険の補償対象です。
住人の落ち度 住人の落ち度で仕切りや手すり、外壁などバルコニーの設備を壊してしまった場合は、マンション総合保険の破損・汚損で補償されることもあれば、補償・免責など保険の加入状況と管理規則のルールによっては補償されない場合があります。

 

いずれにしてもバルコニーで破損や不具合があった場合に、区分所有者が勝手に直すことはできません
管理人さんや管理会社に連絡をして、指示に従って対処するようにしてください。

 

 

窓も共用部

窓のイメージ

 

区分所有している部屋の中にある窓は、外側から見える理由で共用部に該当します。

 

●外に面する窓
共用部に該当
外に面する窓のイメージ
許可なく窓をリフォームする行為は禁止になるので注意してください。

●内窓
専有部に該当
内窓のイメージ
内窓を設置するなど屋外に面しない窓は専有部です。

 

台風や住人の過失で窓ガラスを割ってしまった場合、原則としてマンション総合保険では補償されません

 

マンション総合保険は共用部を補償することを目的にした保険ですが、窓ガラスは専用使用部分という位置づけで、ガラスが割れた際は区分所有者が修理費用を負担するルールになっていることが多いです。

 

どうせ交換するからといって従来とは異なる窓枠への交換や、窓の機能性もしくは外観をアップグレードするリフォームはできません。

 

マンション総合保険でも法律および管理規約で、全ての共用部を補償対象にできないことを覚えておきましょう。

 

 

玄関のドアと鍵について

玄関のイメージ

 

玄関のドアは管理規約によって異なる場合がありますが、
基本的に

  • 外側:共用部
  • 内側:専有部

玄関ドアの内側を自由にカスタマイズすることはできますが、玄関ドアそのものを自由に交換することはできません

 

外側の玄関ドアが著しく損傷もしくは劣化した場合、管理費や修繕積立金を使って交換できる場合があります。

 

については外側から見える部分ではありますが専有部に該当し、鍵の交換や合鍵作成費用などは住人もしくは区分所有者の負担です。

 

マンション総合保険の種類や特約の付帯状況によっては、鍵を紛失した際に無料で提携業者を呼べる場合があります。

 

鍵は専有部ですが、外観の異なる鍵へ変更すると統一性を失われるため、異なる種類の鍵へ交換する場合は管理人か管理会社に確認してみてください。

 

鍵交換は事前に許可が必要な場合や、使用できる鍵の種類を指定されることがあります。

 

専有部以外は共用部

 

マンションの共用部は廊下エントランス外壁屋根駐輪場駐車場など多岐にわたります。

 

思いも寄らぬ所に損害が出ていることがよくあり、マンション総合保険が役に立つシーンは多いです。

 

ただし、補償プランによっては共用部で受けた損害を補償されない場合もあります。

 

共用部で起こりうる災害やトラブルを理解して、リスクを幅広く補償する内容を把握したうえでマンション総合保険に加入しておくことが大切です。